肘・腕の痛みの1症例

手の痛み・肘の痛み・脚の痛み, 日常, 症例解説

肘、腕の痛みの約60パーセントは上腕骨外上顆炎、いわゆるテニス肘と言われています。
上腕骨外上顆炎の詳細に関してはこちらをご覧になってい頂ければと思います。

今回は私、藏田が担当した外側上顆炎の症例についてご紹介したいと思います。
主訴は右腕の痛み(利き腕)。特に肘を伸ばすと痛みが強くなる。日常生活動作では服を持つ、蛇口をひねる際に痛みを感じお風呂に入ると痛みが軽減する、
仕事上、重いもの持つことが多く、肘を伸ばしきることが痛みで困難になり来院されました。

検査をさせて頂き、手首を上にあげる動作(トムゼンテスト)、中指を動かす動作(中指伸展テスト)で痛みが出ます。
また背骨の歪みにより右肩を巻き込み、右の骨盤を後ろに倒し右側に体重をかけやすい姿勢になっていました。握力も右:21、左:26で利き腕の握力が低下していました。
この姿勢により肩の正常な可動域が生まれず、右腕の動作を肘でかばってしまっている事が原因で肘の外側に付着する筋肉(長短橈側手根伸筋)に過度なストレスがかかり痛みが出たと考えられます。

さらに巻き込みの姿勢では肩関節は内に捻られる(内旋)ため、そこから連鎖が起こっていき腕も内に捻る方向(回内)にストレスがかかります。そのため上記の外側の筋肉(長短橈側手根伸筋)は常に引っ張られるストレスがかかり、筋肉の緊張が生まれ痛みが繋がっていると考えられます。
他にも二の腕(上腕)の裏にある肘筋と言われる筋肉の過緊張があり肘を伸ばす動作(肘関節 伸展の)制限に繋がっていました。

治療としては上記で述べた背骨、骨盤の歪みが原因であるため改善するための骨格矯正、腕の筋肉(長短橈側手根伸筋、肘筋)の緊張取り、痛みの軽減を図るために鍼灸治療をおこないました

経過としては一か月間の治療で痛みが軽減し肘を伸ばす制限の改善が見られました。
二か月間の治療で痛みがほぼ消失、肘を伸ばす際の痛みのみになり、骨格の歪みも骨盤の歪みが取れ、背骨(胸椎)の歪みのみになりました。
三か月間の治療で肘関節の可動域の制限はなくなり、日常での痛みは消失し手首を上にあげる動作(トムゼンテスト)のみで痛む、骨格の歪みもほぼ改善しました。
そして四か月間の治療で痛みがでる動作は全くなく(テストも陰性)、握力も右:33 左:28まで改善しました。
治療の間隔は早期治療で集中して2か月間行った結果、2か月目以降は間を空けても痛み、骨格の歪み共に改善がみられました。

腕の痛みというのは日常生活で当たり前の動作をするときに痛みを出すので非常にやっかいで、生活の幸福度を下げてしまいます。
集中的に治療を行えば2か月~3か月程度で痛みをコントロールすることができ、原因である骨格の歪みを治し痛みが出ないように防止をすることができます。
腕の痛みで悩まれている方がいらっしゃれば是非ご相談ください。

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