外反母趾とは一般的に、足の親指(第一中足骨頭)が内側に変形している事を言います。
痛みがある場合もあり、これをバニオンと呼びます。

バニオンは外反母趾によって突出した部分が靴などの履きものによって繰り返し刺激を受けることによって、
関節を包んでいる滑膜が炎症を起こしている事を言います。
また皮膚と骨・腱がこすれ合わないようにクッションの役割をしている滑液包が
炎症を起こしている滑液包炎や関節の肥厚が起こっているものもあります。

外反母趾の症状には他にも、親指の内側のタコ(胼胝)や

足の裏(第2~5趾MTP関節底側)の痛みを伴う胼胝(タコ)【図】なども含みます。

外反母趾が起こるメカニズムとしては、足の親指の根本が(第一中足骨)が内側に反り返り(内反)、
親指の支持機構が弱まる事で指先の骨が足の裏側に回りながら外側に反ります。

足の小さい筋肉である母趾外転筋が足裏の方に引っ張られ、支持に必要な緊張が無くなります。さらに親指の裏にある種子骨が亜脱臼を起こし、親指の支持に必要な靭帯(種子骨靭帯)も緩んでしまいます。また体重が内側(母趾球側)にかかっている場合はストレスが増えます。これにより親指が内側に変形します。
また親指の反りかえりにより、足の横アーチの低下が起こり指と指の間隔が広がります。これにより親指はより内側に変形します。

外反母趾は30歳以上で多く女性に多く、外反母趾になる要因は靴の影響が多いと考えられています。
これは幅が狭い靴を履くことにより親指の根本が内側に強制的にストレスがかかる場合やハイヒールなど重心がつま先(前足部)荷重になることで足の横のアーチが消失する場合などが考えられます。

外反母趾の診断には一般的に足のレントゲン画像(X線)によるHV角を使います。
HV角とは親指の先までの線(母趾基節骨軸)と親指の根本までの線(第一中足骨軸)を結んだ角度で鑑別されます。【図参考】

このHV角度は正常であれば9~15°で軽症は20°未満、中等度20~40°未満、重度は40°以上と定められており一般的にHV角が20°以上は外反母趾とされています。

治療には手術療法と保存療法があります。手術療法の適応に関してはHV角だけでなく、親指の根元までの線と人差しの根元まで指を結んだ線のM1M2角も用いて鑑別します。HV角が40°以上、M1M2角が12°以上であれば手術適応となります。

当院では骨格矯正によって原因となる横アーチの低下・重心位置の改善を行います。
特に横アーチの低下や体重が足の内側(母趾側)に乗っている状態は全身の姿勢が崩れている事が原因となっている場合が多いです。
骨盤が後ろに傾き、つま先へ体重がかかる事で横アーチが低下します。背骨も左右に傾くことで体重のバランスを取ろうとし、足の重心位置が正しい位置より内側や外側に過度に体重を移動し足へのストレスが増えます。

当院で行っている骨格矯正に併せて対症療法になりますが
保存療法として靴を替える方法、運動療法、装具療法もあります。
靴を替える方法として、主にバニオンを圧迫しないような靴を履く事が大切になってきます。他にも横アーチの改善を行うために、中足骨パッドやヒールサポートと呼ばれるパッドを使い、アーチを作る装具療法があります。

運動療法としては、ゴム紐やバンドなどを使って
足の小さい筋肉を鍛えるホフマン体操【図】などがあります。

当院では、外反母趾の原因となる姿勢の改善を行わせて頂いております。
足の症状でお困りの方は一度お電話でご相談下さい

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